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台湾周辺で中国が軍事演習 総統府「国際社会への迷惑行為やめろ」

(台北中央社)中国軍が19日、台湾周辺で演習を始めたと発表したのを受け、総統府の林聿禅(りんいつぜん)報道官が同日、
中国側に対し、地域に不安を与え国際社会に迷惑をかける一方的な行動を即刻やめるよう呼びかけた。

演習は今週、南米パラグアイを訪問した頼清徳(らいせいとく)副総統が往路と復路で米国に立ち寄ったことに
中国が反発して行ったものとみられる。
これについて林報道官は、総統・副総統の米国経由は長年、行われてきたものだとした上で、
それを挑発行為の口実にすべきではないと強く非難した。

頼氏は、来年1月に投開票される総統選挙の与党・民進党の公認候補でもある。
呉サ燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)は、選挙の結果を決めるのは悪い隣人ではなくわれわれの国民だとして
台湾の選挙に介入しようとする中国を批判した。

中国軍で台湾方面を管轄する東部戦区によると、台湾の北部や南西部の海空域で制海権・制空権の奪取や対潜水艦関連の訓練を実施。
部隊の共同作戦や体系的な対抗能力の検証が狙いだという。

国防部(国防省)によれば、同日午前9時から同午後0時50分までに中国の軍用機延べ42機、軍艦8隻の活動を確認した。
うち延べ26機が台湾海峡の中間線を台湾側に越えた。

(温貴香/編集:羅友辰)
フォーカス台湾 2023/08/19 18:56:35
https://japan.focustaiwan.tw/cross-strait/202308190007

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