0001仮面ウニダー ★
2023/08/25(金) 06:53:02.42ID:5onAm4g5反射的に「やっぱりな」と思った。コロナ禍の自粛が解除された後も、客足は戻らなかったようだ。
以前、「底辺キャバ嬢、アジアでナンバー１になる」という本を執筆した。
２０１４年から１５年にかけ、アジア５カ国のキャバクラやガールズバーで働いた経験を書いたものだ。
現在も海外には日本人が働くキャバクラは存在しているが、なぜ香港のキャバクラは閉店に追い込まれたのか。
その理由を解説したい。
アジアの日本人キャバクラの料金設定は一般的に高額だ。
私の経験例を挙げれば、タイ・バンコクの日本人キャバクラの料金はその頃、１時間で３０００バーツ。
当時の為替レートで１万円程度であり、同じエリアのタイ人カラオケラウンジの３〜５倍の価格帯だった。
日本人キャバクラの顧客は、現地で働く日本人駐在員がメインだ。
彼らは会社から海外勤務手当や住宅手当が支給されるため、高額な料金でもキャバクラに通えたのだ。
一方、香港のキャバクラは当時１時間５００ドル（当時のレートで約７０００円）とリーズナブルだったが、
客は他のアジアの国と比べて圧倒的に独身者が多かった。
その理由を新規で来たある駐在員の客から知った。彼は香港に家族と来ていてマンションの家賃は４０万円ほど。
会社からはその一部しか支給されないと漏らし、「こういう店は独身じゃないと通えない」と笑っていた。
香港の家賃水準は世界一高いと有名だ。
２０年にコロナ禍が始まると不動産価格指数は過去最高に達し、家賃相場は日本円で４８万円近くまで急騰。
単身者向け物件さえ相場は３０万円前後まで跳ね上がった。
そのうえに世界的な物価上昇だ。独身駐在員でさえ、もはや日本人キャバクラに通えなくなったことは容易に想像されたのだ。
それにしてもこの物価高、なんとかならないものだろうか。
■カワノアユミ ２０代を歌舞伎町と海外夜遊びで過ごした元底辺キャバ嬢。現在は国内外の夜の街を取材。
著書に、アジア５カ国の日本人キャバクラで９カ月間潜入就職した『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー１になる』（イーストプレス）。
夕刊フジ 2023.8/24 15:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20230824-MEJLBCMFUNKSLJQZ33UMIK7AFA/
