2023/10/05 11:19

 トヨタ自動車は5日、韓国電池大手・LGエナジーソリューションから電気自動車(EV)向けリチウムイオン電池の供給を受ける契約を結んだと発表した。トヨタが2025年から米ケンタッキー工場で生産するスポーツ用多目的車(SUV)タイプのEVで使用する。
トヨタ自動車本社

 トヨタは26年にEVの販売台数を年150万台まで伸ばす計画を掲げている。トヨタは、米ノースカロライナ州で豊田通商と共同で建設中の工場でEV用電池を生産する予定だが、調達先を多角化し、主力市場である北米での生産体制を安定させる狙いがある。

 LG社は契約を受け、米ミシガン州の工場に約30兆ドル(約4500億円)を投じてトヨタ向けの生産ラインを新設する。供給量は年20ギガ・ワット時と、トヨタの量産型EV「bZ4X」で約28万台分に相当する。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20231005-OYT1T50161/