北欧フィンランドとエストニア間のガス輸送に使うバルト海の海底パイプラインなどに損傷が見つかった問題で、
フィンランド捜査当局は17日、現場に発生当時、中国やロシアに関係する複数の船がいたと発表した。
対象を絞り、関与の有無を調べている。

スウェーデンのボリーン民間防衛相は17日、近い場所で同国とエストニア間の通信ケーブルにも損傷が見つかったと明らかにした。

海底パイプラインと通信ケーブルの損傷は8日ごろ発生したとみられる。
フィンランド捜査当局は現場付近に寄る前の航行歴も調べている。

通信ケーブルの損傷についてはスウェーデン主要紙などが報じた。
既に修復されたが、ヨンソン国防相は「現状を深刻にとらえている」と話した。

フィンランドとエストニアはパイプラインなどの損傷原因が、意図的な破壊活動だった可能性があるとして捜査。
エストニア側によると、パイプラインを覆うコンクリートが強い力で破壊された。修復に時間がかかるとみられている。
(共同)

2023/10/18 06:43
https://www.sankei.com/article/20231018-OXFFVFHTEFJOFDEWKDYEUC2KDA/