0001仮面ウニダー ★
2023/10/21(土) 14:26:40.79ID:Cd7j9LSh東京電力福島第1原発の処理水放出に伴う風評被害を払拭しようと、在米日本大使館が開いた。
民主、共和両党の下院議員ら約40人が参加した。
あいさつした中国共産党に関する下院特別委員会のマイク・ギャラガー委員長(共和党)は、
中国が日本産水産物の輸入を全面停止したことについて、こう強調した。
「友人として連帯を示す最良の方法を考えた。日本の経済を損なおうとする経済的威圧以外の何物でもない」
こうした発言は地元メディアでも報じられた。用意された約300貫はすぐになくなり、議員らは高く評価した。
イベント成功の裏には、イベントで寿司を握った日本人職人の意地と怒りがあった。
大使館関係者によると、イベントのきっかけは、ギャラガー氏が
「来週、議員が集まる会合があるので、そこで日本産の魚介を使った寿司をふるまおう」と面会した冨田浩司大使に持ち掛けたことという。
準備までには時間がない。ワシントン中心部にある「鮨 小川」を営む小川稔氏(65)に白羽の矢が立った。
小川氏は1986年、東京・平河町で勤めていた寿司店からワシントンの系列店に派遣されて以来37年間、
ワシントンで寿司を握り続けている。大使館や国際イベントで握ってきた経験があったが、今回ほど短い準備期間は初めてのことだった。
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知り合いの日本の業者をたどって、空輸したばかりの福島県産のヒラメやスズキ、北海道産のホタテなど、10種のネタをかき集めた。
「実現できたのが奇跡的でした。当日は弟子と2人で無我夢中で握り続けました。
ギャラガー議員から『ワシントンで一番うまい』と声をかけてもらい光栄でした」
小川氏はこう振り返る。それでもなぜ、無謀ともいえる依頼を受けたのだろうか。
「中国政府の理不尽な措置に憤りを感じたからです。
店に来る中国のお客さんはまったく減っておらず、誰一人として処理水のことを気にしていません。
科学的根拠がないことを知っているのでしょう」
中国政府は各部門を総動員して、処理水を「核汚染水」と呼んで国際的なネガティブキャンペーンを展開した。
環境問題に敏感な米国のリベラルが呼応する可能性もあったが、結果として国際世論を喚起することはできなかった。
オーストリアの首都ウィーンで9月30日に開かれた国際原子力機関(IAEA)の年次総会で、
処理水放出を批判したのは、中国のみだった。
このイベントを通じて、超党派で中国政府の措置を批判して日本産水産物が安全であることを、
米首都から発信した意義は小さくないだろう。小川氏は振り返る。
「日本の水産物が安全だということを証明することに、少しでも貢献できて光栄です。
ワシントンで一人でも多く『寿司ファン』『日本ファン』になってもらえるよう、握り続けます」
(キヤノングローバル戦略研究所主任研究員・峯村健司)
2023.10/21 10:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20231021-CU4WBGS5MNO5FBNHJYCNWGMVEU/