中国の習近平国家主席との首脳会談にのぞむアメリカのバイデン大統領は、さきほど、西部サンフランシスコに到着しました。米中の首脳による会談は1年ぶりで、軍どうしの対話の再開に道筋をつけ、関係の安定化につなげられるかが焦点です。

バイデン大統領は、14日午前、日本時間の15日未明、首都ワシントン近郊の空軍基地を出発し、さきほど、日本時間の15日午前6時半ごろ西部サンフランシスコに到着しました。

これに先立って、バイデン大統領は、記者団から会談で目指す成果について問われ「中国と通常の意思疎通ができる関係に戻ることだ。軍どうしが確実に連絡をとれるようにすることだ」と述べ、米中の間で途絶えている軍どうしの対話の再開など、意思疎通の強化について話し合うとしました。

バイデン大統領は15日に中国の習近平国家主席との首脳会談にのぞむほか、15日から17日までの日程で開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席する予定です。

習主席との会談について、ホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官は13日「バイデン大統領は両国の複雑な関係を管理するにあたり、首脳どうしが対面で外交を行うことにまさるものはないと信じている」と述べ期待を示しました。

会談では台湾情勢や、イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突が続く中東情勢についても協議が行われる見通しです。

米中の首脳による会談は1年ぶりで、偶発的な衝突を避けるため軍どうしの対話の再開に道筋をつけ、関係の安定化につなげられるかが焦点です。

※続きは元ソースでご覧ください

NHK NEWS WEB 2023年11月15日 7時49分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231115/k10014258141000.html