人気通信アプリ「LINE(ライン)」をめぐる不祥事が再び、発覚した。
サービスを提供するIT大手「LINEヤフー」が、利用者や取引先などに関する情報が外部に流出したと発表した。
同社が手掛けるサービスには、日本最大級の検索サイト「ヤフージャパン」なども含まれ、
識者は他サービスにも影響する危険性があると指摘する。

「利用者や関係者に多大な迷惑と心配をかける事態となり、心より深くおわびする」

LINEヤフーは27日、コメントを発表した。

だが、情報流出は最大で44万27件に上る可能性があり、利用者の年代や性別、LINEスタンプの購入履歴のほか、
取引先の従業員名やメールアドレスなどが含まれる。

原因は、LINEヤフーの主要株主である韓国のIT大手ネイバーのサーバーが不正アクセスを受け、
一部システムを共通化するLINEヤフーにも被害が及んだことだった。
不正アクセスを受けたサーバーとの接続は10月27日から順次、遮断したという。

LINEをめぐっては2021年、業務委託先である中国の関連会社から個人情報が閲覧できる状態になっていたことが判明。
政府の個人情報保護委員会と総務省が相次いで、当時の運営会社だったLINEを行政指導した。

それからわずか2年後の不祥事となるが、LINEヤフーは10月29日に情報流出を確認しながら、約1カ月間公表せず、
利用者への注意喚起が遅くなった。
今年10月の合併後、同社はLINE以外に、ヤフージャパンや、スマートフォン決済「PayPay(ペイペイ)」などを展開する。
今回の流出が他サービスに波及する恐れはないのか。

2021年に「LINEの個人情報管理問題のスクープと関連報道」で日本新聞協会賞を受賞したジャーナリストの峯村健司氏は、
「21年の問題発覚後、当時の運営会社はネイバーのサーバーに保管されていた日本の利用者のデータを
国内に移動することなどを約束していたが、韓国とのデータ切り離しができていないことが、今回の問題で露呈した。
まずはLINEヤフー側がネイバーとのつながりを切って是正すべきだ。
そうしないと、ヤフージャパンのID情報なども今後、流出する危険性がある」と話した。

2023.11/28 11:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20231128-LYUC37UAGRPCRCEDTYAG32RPN4/

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