中国海軍の艦艇2隻が25日未明、大隅海峡を通って東シナ海へ航行していたことが分かりました。大隅海峡で中国海軍の艦艇の航行が確認されたのは、今年初めてです。

防衛省によりますと、25日午前3時ごろ、種子島の東およそ70キロの海域で、中国海軍のルーヤン2級ミサイル駆逐艦と、ジャンカイ2級フリゲート艦の2隻が航行しているのが確認されました。

鹿屋航空基地のP−1哨戒機が警戒・監視などにあたり、2隻は大隅海峡を西へ進み、東シナ海へ向かったということです。大隅海峡は外国船の航行が認められた国際海峡で、領海への侵入はありませんでした。

中国海軍の艦艇による大隅海峡の航行は、おととしは4回、去年は7回と相次ぎ、今年に入って初めてです。

今回確認された2隻は、今月16日にも沖縄本島と宮古島の間を通って南に進んだのが確認されていますが、航行の目的について、防衛省は「分析状況を含めて回答はできない」としています。

MBC南日本放送 2024年1月26日(金) 12:03
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