インドネシア選挙管理委員会は20日、2月の大統領選の開票作業を終え、プラボウォ国防相(72)が当選したと発表した。
副大統領にはジョコ氏の長男ギブラン氏(36)が就任する。
落選した2陣営は不正があったとして憲法裁判所に異議を申し立てる方針で、支持者も同日、抗議デモを行った。

支持者が問題視するのはプラボウォ氏側に立ったジョコ大統領による社会支援策。
選挙前にライバル候補の地盤で政府の支援として米などを配り、プラボウォ氏を利したと批判が出ている。

落選候補の支持者は20日、選挙管理委員会の庁舎近くで「不正の根源のジョコ氏を退陣させろ」
と記した垂れ幕を設置して抗議した。

選管前の道路は封鎖され、警察が厳戒態勢を敷いた。複数の有名国立大の教授らも「権力の乱用だ」
とジョコ氏を繰り返し批判している。(共同)

2024/3/21 00:21
https://www.sankei.com/article/20240321-ND3SBMREQJOCZJ67F3Z6GWWBS4/

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