アーチェリー選手の安山(アン・サン)が「売国奴」と狙撃して話題になった酒場の入口に日本の神社を象徴する鳥居が設置され、俎上に上がっている。

【写真】韓国で俎上に上がっている地下居酒屋の売り場につながる階段入口の鳥居を模した造形物
https://japanese.joins.com/JArticle/316432?servcode=400§code=430

19日、光州(クァンジュ)日報によると、光州市光山区双岩洞(クァンサング・サンアムドン)の地下の居酒屋につながる階段の入り口に、神社の鳥居をかたどった造形物が立っている。

地下の居酒屋には「トリップ・トゥ·ジャパン」をコンセプトにした日本風の様々な食堂が並んでいる。食堂に入るためには鳥居の造形物を必ず通ることになる。

光州日報はこのような造形物に対する様々な観点と反応を紹介した。

近くの食堂を訪れたある市民は「植民地の残滓を形象化した造形物が設置されたのは懸念されること」と心配した。神社は、日本による植民地時代の天皇イデオロギーの注入のために無理やり参拝させられた空間という点に注目した観点だ。

また他の市民は「帝国主義を象徴する旭日旗なら問題になると思うが、鳥居が問題になるとは思わなかった」として「日本の雰囲気を感じさせようとしたようだが、よく分からないためだと思う」と話した。

食堂を運営するある事業主は「日本料理を売っているが、韓国人として意識を持ち、三一節にはミニ太極旗を立てるようにして心がけている」と訴えた。

光州日報によると、建築物の許可主体である光州市光山区の関係者は「私有地に設置されており、外観上不法建築の違反事項が見えない」とし、撤去命令に対して否定的な見解を示した。

これに先立って16日、安山は自身のSNSに「国際線出国、日本行き」と日本語で書かれた電光掲示板写真を投稿して「韓国に売国奴がなぜこんなに多いのか」というコメントを残した。該当電光掲示板は光州光山区の「日本旅行テーマ通り」の入口に設置されている。

安山の掲示物は現在削除された状態だが、キャプチャーされた内容がオンラインコミュニティなどに共有され、この場所に入店している日本風居酒屋に対する悪質な書き込みが殺到した。炎上すると該当店の代表クォンさんは「今回のことで売国奴という悪質な書き込みが殺到している」として非難をやめるように訴える映像を自身のSNSに投稿した。安も19日「何気なく投稿した掲示物がこのように大きな失望と被害を与えることになるとは想像もできなかった」として「機会があれば、代表に直接お詫びを申し上げに行きたい」と謝罪文を載せた。

ある自営業者団体は安山を名誉毀損の疑いで告訴した。自営業者団体「自営業連帯」のイ・ジョンミン代表は19日オンラインコミュニティに「安山選手は軽率な主張で該当居酒屋ブランド代表と加盟店主はもちろん、700万人の社長を冒涜した」とし、「自営業者の被害を気にしない一部無責任な人々の安易な態度に警鐘を鳴らすために告訴を進めた」と明らかにした。

Yahoo!Japan/中央日報 3/20(水) 19:55配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/92d8f1a02e0d1711faba93d8a3d5705c02f02419?source=sns&dv=pc&mid=other&date=20240321&ctg=wor&bt=tw_up