【ハノイ共同】ベトナム共産党は20日、党序列2位で、憲法上の国家元首であるボー・バン・トゥオン国家主席(53)の辞任を臨時の中央委員会総会で承認したと発表した。党規約に違反したとしており、党の威信に傷をつけたとして責任を問われた。昨年1月の前任者に続き、1年余りで2人の国家主席が辞任する異例の事態となった。

 ベトナムでは最高指導者のグエン・フー・チョン党書記長(79)が腐敗追及を進めており、捜査当局は今月、中部クアンガイ省の元幹部らの汚職摘発を発表した。トゥオン氏は2011~14年に同省トップの党委員会書記を務めていた。

 トゥオン氏は21日に開かれる国会で正式に退任する。

共同通信 3/21(木) 13:22
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