サムスンのAI用メモリー、エヌビディアのテスト不合格=関係筋

[ソウル/シンガポール 24日 ロイター] - 韓国サムスン電子(005930.KS), opens new tabの
最新の広帯域メモリー(HBM)は、消費電力などの問題で米エヌビディアの人工知能(AI)用
プロセッサーに使用するためのテストにまだ合格していない。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。

この問題は、サムスンの「HBM3」に影響を及ぼしている。HBM3は、AI用の画像処理半導体(
GPU)で現在最も使用されている第4世代のHBM規格。また、サムスンや競合が年内投入予定の
第5世代「HBM3E」にも影響が及んでいる。

生成AIブームを背景に、高性能のGPUやHBMの需要は急増している。

サムスンはロイターに対して、HBMは顧客ニーズに基づき最適化プロセスが必要なカスタマイズされた
メモリー製品だと説明し、顧客との緊密な協力を通じて製品の最適化を進めていると述べた。