中央日報/中央日報日本語版2024.04.30 14:16
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韓国政府が脂身サムギョプサル(豚の三枚肉)の流通を遮断するためにガイドラインを配布した後も
以前と脂身サムギョプサルが済州島(チェジュド)のある有名グルメ店で販売されていて公憤を買っている。

29日、あるオンラインコミュニティには「頭に来て寝れないです。済州島には行かないでください」と題する投稿があった。

済州島生活1年目という投稿者Aさんは「きょうだいが済州島に遊びに来たので、芸能人もよく行くという済州島のある焼き肉屋に
連れていった」とし「だが該当の飲食店で消費者に対する欺瞞・横暴行為があった」と当時供されたサムギョプサルの写真を添付した。
写真を見ると、網に載せられたサムギョプサルには脂身がほとんどだった。

Aさんは「98%以上の脂身しかない15万ウォン(約1万7000円)の“脂身サムギョプサル”だった」とし
「最初、脂身サムギョプサルが来たのでスタッフに問題を提起したところ、スタッフは『このくらいなら肉が多いほう』と言った」
と伝えた。

続いて「その後、肉を切ってみると問題があったと思ったのか厨房のほうへ持っていったが、問題がないといってまた持ってきた」
と状況を説明した。

Aさんは「気分が良くないので3点食べて14万7000ウォンを計算して出てきた。社長に話そうと思ったが、
社長がいないという」とし「この脂身の塊が15万ウォンとは呆れて開いた口が塞がらない。実際レビューにも私のように
事例の人々が何人かいたが、それでも繁盛していて、済州観光客の特性上、一度行ったらもう来ることはないだろうと考えて、
あのように非良心的な商売をしているようだ」と批判した。

Aさんは「このような非良心的な飲食店はどうすれば二度と消費者をだまさないようになるだろうか」とし
「無力な一介の市民が芸能人も来てテレビにも出た立派な飲食店を相手にこのような投稿をしたところで
『卵で岩をたたく』ようなものであることは十分承知の上だが、自問したい」と意見を求めた。

脂の部分が過度に多いサムギョプサルを販売して議論になったのは今回が初めてではない。
1月オンラインオープンマーケットで購入した認知度の高い韓豚サムギョプサル1キロが脂身の塊だったと指摘する投稿があった。
昨年12月には仁川弥鄒忽区(インチョン・ミチュホルグ)「故郷サラン(愛)寄付制」の返礼品として受け取ったサムギョプサルが
脂身の塊という主張もあった。

韓国政府は2022年に続いて昨年にも「サムギョプサル品質管理マニュアル」を配布したことがある。
農林畜産食品部が肉加工協会や大型マートなど畜産業関係者に配布したこのマニュアルは
大型マートなどで販売される小分けの包装サムギョプサルは1センチ以下、オギョプサルは1.5センチ以下に脂肪を除去することを
推奨している。特に過脂肪部位は廃棄を検討するよう勧告した。

農食品部関係者は「(サムギョプサル品質管理)ガイドラインに合わせた商品を販売する企業には認証を付与する制度を準備している」
と明らかにした。
https://japanese.joins.com/JArticle/318070