米国防総省による情報保全の資格制度「セキュリティー・クリアランス」の審査で、「米国と敵対するX国の独裁者と血縁の近い親族」
であることを理由に30代女性に対し、最高度の「機密」を扱う資格が認められなかった。
米国に亡命したこの女性は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の血縁者だという説が出ている。

5日までに公開された審査記録によると、女性は人権状況が劣悪で、国際テロを支援し、
米国にサイバー攻撃を仕掛けている「X国」で生まれた。
1990年代に両親と亡命し米国で市民権を取得後、家族全員、祖国との接触を断った。

98年に金正恩氏の母で元在日朝鮮人の故高英姫氏の妹、ヨンスク氏が夫や子供とスイスから米国に亡命しており、
韓国に亡命した北朝鮮の太永浩元駐英公使は「(この女性は)ヨンスク氏の娘の可能性がある」と指摘している。(共同)

2024/5/5 17:48
https://www.sankei.com/article/20240505-V5MYGOKQMNPOFHP7KG37W476NQ/