新井素子先生
決定的に、世界設定が変。戦争にリアリティなさすぎっていうか、この設定なら、ハリエット、しょっぱなから死んでるだろうし、反乱軍?は滅びている筈。

稲垣理一郎先生
戦場シーンの描写は面白いです。臨場感もある。ただやってること自体は、よくある能力バトルなのが残念です。
冒頭、キャラをいっぺんに出し過ぎて、彫り込みが足りません。だがヴァルナの方向性には、オリジナリティーを感じます。
乳首萌え、みたいな独特のジャンルが作れる人なのかも。

高橋良輔先生
伝説のPSO2へ。という謳い文句で物語は進むが、その人間関係にリアリティーが感じられない。
今までのエピソードと同じくこの事態を六芒均衡や他のアークス、司令官はどう見てどう対処しているのかという視点が一切ないのは気になる。
ディレクターが『なんでもありが売り』という発言をしているがストーリーそのものが全般的に“荒唐無稽”になっているのが残念だ。ストーリーのテンポは心地よい。

中村航先生
描きたいキャラクターやシーンを描くために、それ以外のことは強引に進めてしまおう――、というのを、思い切りの良さと取るか設定の浅さと取るかは、意見が分かれるところだろう。
気持ち良くストーリーが進んでいるうちはいいが、そうでもないときに、やはり物足りなさを感じることもある。
描いているのが半径数キロの世界だとすれば、その中だけでも、もう少し地固めがなされれば、一段も二段も深いエピソードになると思う。

堀井雄二先生
戦場と艦橋をひたすら往復している印象が強く、世界観の広がりが今ひとつ伝わってこない。伝承の英雄が8人も集うバスタークエストにも強い説得力はない。
せっかくの異世界という設定なのに重要人物の1人が既知の悪役、この設定が本当に必要だったのかと思う。ただシステム的な要素として、スキップしやすくなってるのは良かった。