あくまで俳優の彼の主張は「正当な報酬が欲しい」とか「自分の怒りが有頂天だから」ってことじゃなくて、
そういう被害に遭ってるのが自分だけなら我慢して許す、しかし現実には同じような同調圧力でレイプまがいの事を強要されてる子とかが結構いて、
そういう現状に対する提言の意味合いのほうが強いと本人も仰ってるから、このやり方は正しいと思う。

法的に訴えても「よくあるそういう事件の一つ」として事務的に処理されるだけだし、
そもそもこの俳優の彼は「金銭と芸術は分けて考えるべき、それを混同した時芸術表現は死ぬ」って主張の人だから、金のために監督を訴えるような事は彼の主義に反する。

こういうやり方を選んだことで「社会への提言」としての効力は単に訴訟を起こすより有効打になるだろうし、
何より同じような被害に遭った人の心の支え&今後こういう事件が起こる事への幾らかの抑止にもなると思う

俺自身ゲイビデオに半強制的に出させられそうになって、無理やり薬物使わされそうになって、ギリギリのところで逃げ出せたっていう経験がある人間だし、
俺の友達は俺ほど気が強くなかったから逃げられず、闇の世界に引きずり込まれてその友達のビデオなんかは未だに「本人は承諾してないのに」商品として世に出回ってる始末。

だから今回の彼の言う「有無を言わさない圧力」ってすごく理解できるし、
そういうものって、皆が思う以上に裏の世界でははびこってる事を少しでも多くの人が知ってくれたらと思う。