「酒井さん!酒井さんいます?酒井さん!」
酒井の自宅に辿り着いた木村は片手に小箱を持っていた。
「・・・木村?どうしたの?あ、花火大会かー!!観に行こ!!」
「あー・・・違うんスよw上がっていいスか?」
「こっちでも花火大会やろうと思ってねwへへへ・・・」
「??・・・それじゃあがってよ。コーラ飲もドッグフードのおつまみもあるし」
「お邪魔しまーすw」
招き入れた際に木村の手にしていた小箱に気づく酒井。「爆竹」と書いてある。
階段を先に上がる酒井。尻に、いや、肛門に熱視線を感じている。熱視線の主はもちろん後に続く木村である。
「(木村、マジなんだな)」
「(やったこと無いけど出来るかな)」
数瞬の戸惑いの後、心の中に芽生えた計り知れない期待。抗えない躰となっている酒井。

二人の花火大会オフイベが始まる。