【PSO2】えっちしたいウェポノイド総選挙
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どうせまたニレンカムイでしょ
ヤラセ臭いったらありゃしない 当然ファイアーアームズに決まってるでしょ!!だって、あののえくんが描いたんだよ!?あの、のえくんが…!!
これはバリめちゃシコでしょ〜!!!
俺は嫌だけどね くりふぁど屁ソードまだウェポイラストされてないのか じゃあ俺はダールワイグルちゃんとイチャイチャするわ どうしてこの世界を作った人は、太陽と月をこんな風にしたんだろう むしろエロゲ以外でそんな投票やってるとこあるのかよ(マジレス http://i.imgur.com/fd0v4j6.jpg
ヤミガラスさんを言葉責めしつつ突きたい
「『我の鞘になってくれ』だって?お前が俺の鞘になるんだよ!」的な >>20
龍が如くでAV女優人気投票をやっていたね pso2関連でエロ含む虹やる人、正直すごいなと思う
悪い意味で >>14
あれはウェポノイドじゃないよ
ストーリーやるとすぐに名前は出てくる
ちなみに妊婦 フェルナーデよりもずっと南方の地に、アサシンと呼ばれる暗殺組織の根拠地があ
る。その城の名はマスイヤード。三方を崖に囲まれた、難攻不落の巨城である。その
城の中に小規模ではあるが2000人を収容できるスタジアムがある。それだけでも、
その城の巨大さが分かる。
すでに日は落ち、辺りは闇に包まれていたが、そのスタジアムだけは昼間のように
無数の明りで照らされていた。
そのスタジアムからは歓声と罵声が入り乱れた、狂ったような声が聞こえてくる。
「そこだ! やっちまえっ!」
狂気の叫びがスタジアムの中心部の闘技場へと投げかけられる。無論、その闘技場
では戦闘が繰り広げられているのだが、またそれが異様であった。
何と、戦っているのは、妙齢の全裸の女性。その彼女らが、各々武器を取り、生死
を賭けた戦いをしているのだ。無論、はた目からみれば、狂人としか見られないだろ
うが、彼女らは正気であったし、必死であった。いや、観点の違いでそれは狂気とも
見れたが。
彼女らは、アサシン達の戦利品である。アサシンが何者かによって暗殺の依頼を受
けたとき、ついでに若く美しい娘を誘拐してくるのである。無論、彼女らは、彼らの
慰め物にされるのである。だが、半年に一度、開かれるこのイベントが彼女らを救う、
ただ一つであるのだ。
システムは簡単である。その、情婦同士が戦い、10人勝ち抜いた者は、アサシン
の者と戦う権利を得れる。そして、アサシンの者との戦いに勝てば、晴れて自由の身
となれるのである。彼女らが躍起になって戦うのも理解が出来ると言うものである。
彼女らは元は上級貴族や王妹、王女、金持ちの令嬢などである。それなりの自尊心を
持った者達ばかりなので、情婦の生活から抜け出したいという気持ちはだれしもが持っ
ていた。 が、それはアサシンの巧妙な罠である。
だが、いままで10人勝ち抜いた者は大勢いたが、未だアサシンの者に勝った者は
いない。無論である。暗殺者、つまりは殺人機械として訓練を受けた者が、貴族の娘
や令嬢などに負けることはありえないのである。
すなわち、10人勝ち抜いたとしても、あと一歩はうたかたの夢。だが、それを承
知でも彼女らは戦うのだ。起きそうもない奇跡を信じて。死よりも誇り。それを忘れ
ることが出来るものは、堕落の生を与えられる。捨て切れぬ者は、短い生涯を閉じる。
捕らわれし彼女らのせめてもの選択だろう。
だが、彼女らは真剣であっても、観客であるアサシンの関係者にとってはそれはざ
れごとであるのだ。戦いを知らない彼女らの戦いを見て楽しみ、嘲り笑い、そして、
10人勝ち抜いた者には本当の戦いと言うものを見せ、なぶり殺す。悪趣味な事極ま
りないが、いつの間にか長い歴史を誇るアサシンの中で根付いてしまったようだ。
そして、今ではその戦いは賭の対象にもされている。性欲の被害者となり、さらに
命を賭けた戦いを賭の対象にされるとは、彼女らは不幸の絶頂を極めていると言えよ
う。
突然、歓声がわれんばかりにスタジアムに轟いた。今、戦っていた二人の決着が着
いたのである。無論、歓声だけではない、落胆のため息も起こる。それは、負けた女
性が死んだのを哀れんだわけではなく、賭けに負けたからである。誰も、死んだ敗者
にはレクイエムを送ってくれない。人知れず、埋葬されるのだ。
狂気の渦か巻かれる中、一人だけが、その狂気から脱退していた。 まだ、少年から青年になったばかりなのだろう。癖のない黒髪とコバルトの瞳がア
ンバランスだが、端正な顔立ちの若者であった。彼の名はリシェール。リシェール・
アル・アッディーン。今年二十歳になったばかりの若き魔道士であった。
魔法とは、人の体内に潜む、霊的エネルギーを「魔力」と呼ばれるエネルギーに変
換させ、それを「呪文」と言う技術で物理的、もしくは科学的なエネルギーに変換す
る技術である。ちなみに霊的エネルギー、アストラル・パワーは先天的な能力が占め
る部分が多く、生まれ付いたとき、魔法が仕えるか否かは決定される。魔法を仕えな
いものが、どんなに修練を積んでも、無駄なのだ。そして、魔法を仕える者は全人口
の10%にも満たない。
リシェールは無言で異様な戦いを繰り広げる中央の闘技場を見おろし、表情一つ変
えずに女達の熾烈な戦いを見つめていた。
だが、一つ、大きなため息を付くと、スタジアムの出口へと向かって行った。
闇が目の前まで迫っている。漆黒に彩られた闇夜の下では、虚無の闇が、まるで物
質が存在するかのように圧迫感を与えてくる。だが、それも気にも留めないで、リシェ
ールは足早に歩いていた。彼に闇は通用しない。夜目は人一倍効くし、場合によって
は魔法で辺りを照らすことも容易である。だが、それ以前に彼は闇の中での生活にな
れていた。
「誰だ?」 リシェールはよく通る、だが、やや高めの声だった。その声を無理に低く、威嚇す
るように彼は闇に言葉を投げかけた。
「・・・ふ、見破ったか・・・さすがと言うところか?」
闇から人影が現れた。立派な顎髭を蓄えた、初老の男である。彼が、暗殺教団、ア
サシンの頭領、レイナード・ハバーヴッディーンである。暗殺技術はマスタークラス。
そして、魔法使いとしても、魔法使いとして最高位であろう男である。
リシェールは赤ん坊の時、レイナードに拾われたのである。名は、レイナードに付
けられたのではなく、毛布にくるめられていたとき、傍らに添えて合った短剣にその
名が刻まれていたのである。ちなみに、性はレイナードが名付親である。リシェール
の記憶にはそう自らを刻んでいる。
そして、彼は物心付く前から、暗殺者として育てられてきたのだった。声を立てさ
せずに相手を殺す方法。足音はおろか、気配さえも消して疾走する技術。黒塗の剣で
闇にまぎれ、相手を殺す方法。その他諸々の殺人技術が幼き彼にたたき込まれて行っ
た。
だが、それでも彼は「暗殺」という作業が嫌いであった。それは表面上に表しはし
なかったが、先天的なものが「暗殺」と言う物を除去しようと努力していた。だが、
組織に、レイナードに逆らえば、今度は自分が組織に追われる身となる。彼と同じく
らいの訓練を受けた者が数千人いるのである。たとえ、リシェールがどれだけ強くて
も暗殺者を凌ぎきることはできないだろう。
が、しかし、彼は苦悩していた。あの、暗殺する寸前の光景を彼ははっきりと脳裏
に焼き付けている。人前で高貴を振舞う、権力者が、暗殺者の前では媚びを売り、命
ごいをするその仕草を。おびえ、何もできないものを殺す。命ごいをする者を無情に
殺す。それならば、いっそのこと戦争の渦中において人を殺して方がよっぽど気が楽
か。 「・・・リシェールよ・・・」
レイナードは低い声をさらに低くして呟いた。
その声にリシェールははっとなって、レイナードを見つめた。闇夜で会話を交わす
ため、二人は相当接近している。
リシェールは知っている。この声が出たときの次の言葉を。次の言葉の内容は「仕
事」である。無論、暗殺教団の「仕事」とは「暗殺」である。
「・・・仕事ですか?」
リシェールは暗い声で言った。コバルトの瞳が一瞬小刻みに搖れた。極冷静だが、
その裏側には人間的な感情も未だ残っている。
「・・・いや、違う。ま、似たようなもんだが。おまえが、今回の10人抜きの勇者
と戦うのさ」
レイナードは愉快そうに笑みをこぼして言った。
なるほど、似たような物か・・・リシェールは心の中でそう呟いた。どのみち、彼
に殺人をしろと言っているのである。
「分かりました・・・」
リシェールはそう小さく応えると、その場から姿を消した。闘技場に向かったので
ある。どう転んでも負けない試合をしに。 場内の歓声が沸騰点に達した。ついに10人抜きを果たした者が現れたのである。
彼女の名はシーラ。とある亡国の王妹だった、18歳の美しい少女である。透き通る
ような白い肌に返り血がまとわりついて妖艶なコントラストを描いている。
「さぁて、皆さん、ご覧のとおり、シーラ嬢が10人勝ち抜きを果たしました! そ
して、恒例により、我が組織の代表者と戦って頂きます!」
大声量の司会の男が360度、取り囲む観衆に向かって大声で叫んだ。
「では、代表者、我が組織、期待の星、若き貴公子リシェールの登場です!」
若き貴公子か・・・闘技場への入口で控えていたリシェールは苦笑した。彼は貴公
子と呼ばれて恥じない容姿を持っているが、煽てられる事には慣れていなかったので
ある。だが、彼に取ってそれもなんの意味もなさないものだった。
場内はおおきなどよめきが起こった。無論、「リシェール」の名がコールされたか
らである。彼は20歳という若さでそれ相当のネームバリューと組織的地位を持って
いたのである。そして、魔法使いとしての才覚は組織内でだれしもが認めるものを持っ
ている。それ程までの地位と実力を持った彼がこの大会に出場するとは誰も思っては
いなかった。故にこのどよめきが起こったのである。
「何だ、話にならねぇじゃねぇか! リシェールの奴にかなうわけがねぇ!」
「まあ、どっちでもいいや、なぶり殺しにしちまえ!」
「遊べ、遊べリシェール! 何なら犯しちまえ!」
興奮と狂気に満ちた声が飛び交い、場内をこだました。常は感情を押し殺して、自
らの命さえ厭わない彼らも、どういう訳か、その感情に狂気のみが残されていた。
リシェールは自身の名がコールされて少しの間をおいて闘技場へ姿を表した。歓声
がどっと上がる。
その刹那、司会者が試合開始の合図を送った。
シーラが剣を正眼に構え、突進した。10人勝ち抜いただけあって、それなりに基
本を踏んでいるようである。攻撃その物は無軌道ではない。だが、それを巧みにかわ
すリシェールにとっては素人とそう対して変わらないように見えた。無論である、物
心付く前から暗殺者として訓練を受けた者と、剣術の基本をかじった程度の者とはそ
の実力の差は雲泥である。
「殺せ、なぶり殺せ!」 そんな声が、リシェールの耳に四方八方から飛んで入ってきた。どういう訳か、ア
サシンの者はサディストが多いようである。殺しを職業としている者が多いのが原因
なのか、言い方を変えれば異常者の集団である。
だが、リシェールは決めていた。この戦いに参加する前に。
「殺しはしない。少しの間だけ、我慢してくれ・・・」
シーラのもる長剣とリシェールの持つ短剣との鍔競り合いの中、リシェールはそう
呟いた。
「え?・・・助けてくれるの?」
シーラは驚愕して鍔競り合いに掛ける力をほんの少し弱めた。だが、視線は懐疑の
ままである。彼女もまた、アサシンに虐げられる毎日を暮らしてきた女のなのだ。だ
が、リシェールの澄んだコバルトの瞳を見ると、彼とアサシンとは別物にも思えた。
「ああ・・・少しの間だけ、時間をくれないか?」
リシェールは安心させるようにわずかに微笑んで言った。シーラは一瞬、戸惑いを
見せたが、リシェールが相当の強さを持っていると踏んで彼を信じることにした。ど
うせ、まともにやり合って、彼女に勝ち目はないのだ。
二人がアイコンタクトでばっと双方引き、間合いを大きく取る。
リシェールはさっそく呪文の詠唱にかかった。シーラは剣を正眼に構え、リシェー
ルをにらみ付けている。無論、それは周りの者に悟られないようにと演技しているの
である。彼女はなかなか演技はなのかも知れない、美しい黒い瞳は鋭い眼光をリシェー
ルに飛ばしていた。
「・・・闇よ! 我に従え、風よ! 次元の穴を開け給え、時よ! 全てを統合せよ。
三精霊の名において、闇の五ぼうよ、暗黒の門を開け。暗黒・門落<ヴァラック・フィ
ール>!」 リシェールの呪文の詠唱が終わると、淡い半透明の紫がシーラを覆った。その刹那、
彼女の両足は大地を失った。驚愕し、足をじたばたさせる彼女であったが、リシェー
ルの創った結界により、その中は重力が遮断されている。
そして、次の瞬間、結界内の空間が歪み、異次元の世界が顔を見せた。それは、灰
色の虚無の空間であった。いや、その灰色さえもないのかも知れない。色すら存在し
ないため、視覚が混乱し、仕方なく灰色と映し出しているのだろう。
「・・・あ、ああああああぁぁぁぁぁ」
その異世界への門にシーラは対抗するすべもなく、吸い込まれて行った。彼女があげ
る絶叫がだんだん遠ざかって行くのがこちら側の世界でも判別できる。
次の瞬間、彼女の悲鳴は途絶えた。リシェールが結界を閉じ、同時に異世界への門
も閉じだのである。
ふう・・・うまく行ったかな? さすがに同時に二つの門<ゲート>を開けるのは
疲れる。すっぱだかで飛ばしたのはちとまずかったが、ま、それは仕方がないか・・
・リシェールは心の中で苦笑いをし、頭を掻いた。
彼の使った魔法は一般に相手を異世界に封じるもであるが、この場合彼女を「転移」
させることが目的であるため、異世界に入った時点で抜け出すもう一つの門<ゲート
>を創ったのだ。さすがにリシェールとは言えど、一人でやってのけるのは相当負担
がかかる。「転移」だけが目的なら「転移の法<テレポート>と言うのがあるが、そ
れでは観客が黙っていそうにないし、これは僧侶系の者が使う高レベルの物なので「
魔道士」であるリシェールには(魔法使いが使える僧侶の魔法は低レベルのごくわず
か)使えない。 「おおおっ! さすがリシェール! あっという間にかたずけちまったぜ!」
「何だよ。もっといたぶってやってもよかったじゃねぇか!」
何も知らない者達はリシェールの勝利に酔いしれた。たとえ、帰趨が分かっている
勝負と言えど、自分達の仲間が勝てば皆ご機嫌なのである。
だが、リシェールはその時彼らを仲間だと思っていなかった。彼は今、確実に変わ
りつつある・・・
イベントが過ぎ、華やいだ祭りの後の町のようにマスイヤード城は静まり返ってい
た。いつもの静寂なる狂気に包まれている。その中、リシェールはレイナードに呼ば
れていた。
リシェールはレイナードの部屋へ向かう途中、昨日、シーラを逃がしたことが見破
られたのではないかと懸念したが、それは紀憂に終わった。
「突然だが「仕事」をしてもらう。いいな?」
レイナードはやはり低い声で単刀直入に言った。
「・・・誰を・・・ですか?」
断われるはずもなく、リシェールは「仕事」の「対象」を尋ねた。「仕事」はした
くはない、もう、あの「目」を見たくはない・・・彼の本音はそう彼にささやき掛け
ていたが、レイナードに逆らうまではそのささやきは強くなかった。
「フェルナーデの諸侯で前線の一部隊の指揮官、ロバート・フォン・ヴァーテンヴェ
ルグだ」
「フェルナーデ? すると、依頼主はオールウェンの者ですか? 彼は相当の強者で
すからね・・・」 リシェールは自分の心が搖れるのを必死で隠し、冷徹に言った。その努力は報われ、
レイナードは彼に関心を持つ事なく、言葉を続けた。
「いや、それが違うのだ。依頼主はフェルナーデの者なのだ」
「何故? ロバート侯程の勇者を?」
リシェールは怪訝そうに尋ねた。だが、レイナードは当り前の事を言うかの用にリ
シェールの質問に応えた。
「簡単なことさ。情報によれば、二国は和平条約を結ぶそうだ。するとどうだ? 彼
ほどの戦功者が政権にちょっかいを出されるとうるさいだろう? 今までの政権にちょ
っかいを出していたものにはな・・・それか、もしくは、彼の領地を狙う者か・・・
二者に一つだろうな」
何処の世の中もそんなものか・・・若き魔道士はそう落胆のため息を漏らし、形式
的な言葉で言った。
「分かりました、手ごわい相手になると思いますが、必ずや、彼の命はこのリシェー
ルが奪ってご覧にいれましょう」
「うむ、頼むぞ」
そう言ったものの、レイナードの感情が全く感じられない言葉にリシェールは嫌悪
感を覚えずにいられなかった。
だが、この指令が彼を変えることとなる。
これは、セリアが悲報を受けるちょうど一カ月前の話である。そして、運命の女神
はいたずらに後々セリアとリシェールは出会うのである。
それは・・・今から1年近く経った後・・・
そして運命は激流となって、二人を飲み込んで行くのだ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています