0002名無しオンライン
2017/11/10(金) 19:17:13.34ID:0Psi9wcG酒場のマスターはそう言って、テーブルに脚を投げ出す俺に文句もつけず、テキーラを差し出した。
俺はキシキシと軋む古びた椅子に背を預けながら、おもむろにテキーラに手を伸ばすと、その酒を一息に煽る。
途端に俺の喉がカッと熱くなる。
喉を焼くテキーラのその芳醇な香りを味わいながら、俺はショットグラスを、タンとテーブルに置いた。
俺は続けて、マスターに言葉を投げる。
「マスター! 次はストレートをくれ」
酒場のマスターは俺を一瞥し、「あいよ」とぞんざいな返事をしながら、次の酒を注ぐ為にカウンターに向き直った。