中札内・豚４５０頭、畜舎と雪の下敷きに　重機来ず
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十勝管内で最も多い降雪量６３センチを観測した村上札内。周辺ではブランド豚を生産する２つの畜産農家で豚舎の倒壊が相次いだ。
２棟の豚舎が全半壊した農事組合法人「十勝ホッグファーム」（村元札内、渡邉広大組合長）では、約４５０頭の豚が下敷きになったままだ。まだ生きている豚がいる中、重機の到着が遅れ、助け出せないもどかしさを感じる生産者の姿があった。

さらに崩れる恐れもあり、中には入れないため、上から重機でがれきを取り除くことで救出を図るが、肝心の重機はまだ到着していない。
十勝では確保できず、札幌に手配した。到着は早くても３日夕方だという。全壊した豚舎の横で渡邉組合長が手を叩くと、まだ反応がある。「少しでも多くの豚を助けたいが…」と歯がゆい表情を浮かべた。

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