『糞太郎』

昔々、あるところに木村と酒井が住んでいました。
木村は酒井を犯し、酒井はもんじゃを産み出して日々を過ごしていました。
ある日、酒井の肛門からもんじゃではなく巨大なうんこが排出されました。
もんじゃではなくうんこが出てきたことに驚いていると、なんと中から元気な男の子が飛び出してきました。
今まで子宝に恵まれなかった木村と酒井のために神様が授けてくれたに違いない。
そう思い2人はこの男の子を大切に育てようと誓いました。
うんこから飛び出てきたので糞太郎と名付けました。
糞太郎は元気に育ち、あっという間に成長しました。

数年後、立派な姿となった糞太郎は木村と酒井に告げました。

「俺、鬼退治して名を上げるから」

糞太郎の突然の宣言に2人は困惑しました。
当初は反対していましたが、最終的には糞太郎を応援することに決めたようです。
そして、糞太郎が鬼退治に旅立つ日には立派なもんじゃを用意してくれました。

旅の途中、1匹のお魚さんに話しかけられました。

「糞太郎さん、どこへ行くのですか」
「鬼退治っす」
「なにか食べ物をください。そうしたら鬼退治の手伝いをいたします」

糞太郎は無言でお魚さんの口にもんじゃを押し込みました。
お魚さんは白目をむいて痙攣し、動かなくなりました。
その日の夕食は焼き魚でした。

旅の途中、1匹のゴリラに話しかけられました。

「糞太郎さん、どこへ行くのですか」
「鬼退治っす」
「なにか食べ物をください。そうしたら鬼退治の手伝いをいたします」

糞太郎は無言でゴリラの目にもんじゃを投げつけました。
突然の目潰しに動揺している隙に、糞太郎はゴリラの体にインフィニティファイアを放ち、息の根を止めました。
質の良い毛皮が手に入ったので、近くの村で換金しました。

旅の途中、1匹のゴキブリに話しかけられました。

「糞太郎さん、どこへ行くのですか」

無言で踏み潰しました。


ついに糞太郎は鬼の本拠地である鬼ヶ島にたどり着きました。

「出てこいよ!ただ騒ぎたいだけの連中!」

そう叫ぶと、挑発に乗った鬼が糞太郎に襲いかかりました。
糞太郎はスタイリッシュに攻撃を回避し、エルダーリベリオンを放ちました。
これで鬼は一網打尽。富と名声が我が物と確信しました。
しかし、鬼は無傷でした。それもそのはず、なんと鬼は英雄だったのです。
鬼は糞太郎を囲み、気弾で焼き尽くしました。骨の一欠片さえ残りませんでした。

各地で悪逆非道の行いを働いていた糞太郎が討伐され、平穏の日々が訪れました。
鬼達は人々から感謝され、本物の英雄になりましたとさ。
めでたしめでたし。