木村「また、社会現象ですね」
酒井「社会問題も、だ」
濱崎「僕達はただ面白いゲームを作りたかっただけなのに!どうして!」
宇野「面白すぎたんだ……また、ただのゲームは作れなかった」
酒井「宇野君の言う通りだ、PSO2は大きくなりすぎた
PSO2がプレイ出来ない家庭の子へのいじめ、
ファンが限定グッズとアイテムコードを求めて殺し合いに発展する事件、
ストーリーで死んだキャラの後追い自殺をしたユーザー、
PSO2のパクリと言われて炎上して筆を折り自ら命を絶ったラノベ作家や漫画家も一人や二人じゃない……
こんな人を不幸にするゲーム、無くすべきだ」
木村「また、巻き戻すんですか?!やめるんだ酒井さん!あんたの髪の毛はもう……!」
酒井「髪の毛でやり直せるなら安いものだ、
どんな犠牲を払っても助けられる人は助けたいというのが男の子の共通認識だろう?」
木村「それじゃあんたがただ損をするだけになってしまうじゃないか!」
濱崎「木村さん、言っても無駄ですよ、
こんな酒井さんだから木村さんも僕も宇野君もついてきたんじゃないですか」
木村「くっ……!」
宇野「それで、次はどうするんです?
作らないのは早い段階で試しましたよね?
あの時は僕達みんな異動になっただけで
後を継いだ菅沼チームが大成功させて社会問題に……
菅沼Pもその責任を感じて精神を病んでしまい、誰も助からないどころか被害が広がってしまった」
酒井「次で最後だ、次のPSO2はクソゲーにする。
これまで繰り返しで誰よりもPSO2を知っている我々にしか作れないクソゲーだ。
今まで思い付いても面白くならないという理由でやらなかった事を全部やろう、
不評で後で修正して人気を得たものを最初の形のまま出し惜しみしながら出す、
多数の要望に答える形で開催したオフイベは頼まれもしないのにやろう、
コストはゲーム内より宣伝にかける、
ストーリーは……宇野君、我々の繰り返しの苦しみを出来るだけつまらなく書いてくれ、
我々が時間遡行を繰り返してると悟られないよう薄っぺらく頼む」
木村「そんな……」
濱崎「オェーゲロゲロゲー(嘔吐)」
宇野「おい、濱崎君しっかり!」
濱崎「す、すいません…げほっ、げほっ」
酒井「辛いだろうが耐えてくれ、
これまで1024回の繰り返しで誰よりもPSO2を知っている我々にしか出来ないんだ、
次でこんなPSO2(厄介者)とはおさらばだ」

そして神運営は今の時間軸へ……