https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1903/26/news037.html

鳥嶋: 鳥山さんの才能ははっきりしていて、「漫画を読んでいないところ」が才能なんですね。
彼は今でもそうですけど、自分の原稿も描いたらその日に放っちゃうし、『ジャンプ』の漫画も他の作品は一切読まないのです。
だから漫画は趣味ではなく、あくまでも仕事でやっている。趣味はプラモデルを作ったり、絵を描いたりですけどね。

 つまり、既成概念にとらわれないから新しいものが作れたわけです。
そして彼を担当する僕も、集英社に入るまで『ジャンプ』という雑誌があるのも知らなかったし、漫画を読んだこともありませんでした。
だから「漫画って何だろう?」と考えながら、鳥山さんと試行錯誤をしていました。こういう状況から始まったので、新しいことをやれたんだと思っています。
白泉社に来てからもそうですけど、基本的に漫画は読まないです。好きじゃないから(笑)。