>>77
「現場も指揮する」と宣言してるし、元々PSO2の最高位プロデューサーなので、
当たり前なのかもしれないけど、控室に社長も同席してたんだよ。

控室のドアが時々「ドン!」とか、何かが当たってる音がしたり、
諭されてるような話声とか、「後藤!」みたいなのが聞こえてきたり、

みんなピリピリしてる中で、アリーナ決勝が予定されてたものと違うと。
練習が全て水の泡で「杜撰ですね」って吐き捨てられ、社長が「何かミスはありましたか?」と。
吉岡が「いえ、問題ありません」と言ったものの、「な・に・か・!ミスはありましたか?」
それからまいたおるに「覆面はパフォーマンスですか?」と、まいたいるは完全にビビってしまってて、
空気を読んだ一太郎が「晴れ舞台だし外しちゃえ、らしくない(笑」というのが、実際のところで。

もう(一刻も早くここから出たい)ばりの空気になってるのに、
今度はドアにガシャーン!って何か当たって砕けるような音がしたり、

それからスタッフと思われる人がドアごしに「すいません、開かないので押してください」とか、
意味の分からないことを言って、でもドアは堅かったみたいで濱崎が内側からも押したら開いたものの、
開いた瞬間に挟まってたであろう缶バッジがボロボロと落ちて…。
(あとでフレに聞いたけどモノメのボトルをハンマー代わりに隙間に打ち込んでた人がいたそう)

そのスタッフが吉岡に「物販の本のコード、何十冊の切り抜かれてます。下げますか?」と小声で言ったものの、
社長が「当たり前だろ!直ぐに下げろ!」と。スタッフが出ていたときにドアの向こうを指差して
「あれは警備員さんが掃除するものですか?」と。案の定に物販のマグカップの破片っぽいのとか本が散乱してて、
デブが車椅子に乗せられてる最中で、社長が「喧嘩でもありましたか?」。警備員さんが「いえ、ドアを蹴った際に足を挫いたようで…」

からの、後藤が「申し訳ありませんでした!どうか許していただけないでしょうか?」と泣き始め、
社長は「今は掃除をしてください」。後藤が「許してください!」と土下座。社長は「い・ま・は!掃除をしなさい!」
一旦は後藤も掃除を始めたけど、直ぐに「許してください!」って社長のあとを追おうとして、一太郎が「後藤さん、今は掃除です」と。
その際に一太郎を振り解こうとした後藤の腕が、一太郎の顔面を直撃したのはあるけど、殴ったわけではないと思う。
濱崎とモアイが止めに入って、後藤がもう絶叫に近い状態で叫び出して、酒井と木村が走って来て…と。

30〜40分くらいかな、そのくらい経ったら社長が戻って来て「念のために病院に行っていただきました」
うちらに笑顔で「今日はタクシーで帰りなさい。開発費じゃない。ボクの財布なので大丈夫、大丈夫。電車とかバスは使わないで」
案内された場に並んでたは(タクシー…なのか?)と思ってしまうもので、最後に社長が、
「ごめんね、今度はもっと楽しんで、胸を張ってやれるような、見る人も楽しんでくれるようなの、必ず用意するから、また来てくれると嬉しい」