それありき

吉田直樹の発言による。 「○○を××すると、 それありき の調整になってしまうので~。」 といったように使われる。

MMOの装備品やビルドやアイテムというのは、 多岐に渡る選択肢の中からユーザーが取捨選択する という仕組みが 長い年月、様々な作品で培われ、それによりPCは個性を持ち、ユーザー間のコミュニケーションや議論が盛んになっていた。
例えば、「 この装備は最強では無いけどスキルとの組み合わせ考えたら全然戦えるよね 」「 愛着あるから俺はこの装備をフル強化するぜ! 」「 今度実装されるボスには(今は出番が少ないけど)あの固有のついた武器が有用なんじゃない? 」等々.. もちろん、 それを許容するゲームデザイン や 多岐にわたるコンテンツ があってはじめて活きるものである。
が、この「 それありき 」はそれらすべてをぶち壊した伝説的な一言である。
結局ユーザーは理論値の中で最効率の物を選択するので他は用意も調整も無駄。 周りを見ず、そのようなプレイをしてきたのであろうゲーマーとしての吉田自身を象徴するナオニズム。

このソレアリキシステムによりFF14は 装備に選択肢が無く、能力の違う装備が無く、追加効果も無く、属性すら無い という状態なので エクスカリバーが店売りソードに負けたり 、 イフリートにファイアが大ダメージで効いたりする。
共産圏から来たスパイ説、FFを潰しに来た北の人間説が囁かれたりもしたが 結局は サボリの言い訳 である。

類義語に、バトルプランナー権代の(調整が)「めんどくさい」 アシスタントディレクター河本の(ユーザーの提案に対して)「僕はひかれない」 などもある。

なお、彼らは「やればできるけど、やらない」のではなく、単に調整する能力が無くて「できない」だけでもある。

◾︎余談 同じくギスギスすると言われるようなモンハンですら WikiのDPSのページによると

DPSは非常に重要な項目だが、それ以外にも重要な要素は存在する。

また、好みやロマンもあるので、余裕で時間切れにならない程度のDPSさえあれば、DPSに拘り過ぎるのは無粋というものである。

と記述されている。あったけぇ...