>>281
私が279で言わんとした事は……
KA60でモニターGold3LZを鳴らして再度確認出来たのは、部屋の影響、ソフトの録音の良し悪し(これだけで音の50%以上は決まる)を除けば……

「音の80%はスピーカーで決まる」
と言う事。
KA60だろうが、AT-PEQ20だろうが、DL-110だろうが、モニターGoldの風味は十分堪能出来る。
流石にヴァイオリニスト、ピアニストを自室の2〜3mに生々しく出現させるためにはWE300B88が最善だが、その片鱗は味わえる。
5万円でモニターGoldの音の片鱗が味わえるのだから、小林秀雄のように「聞こえてくる音ってものはねえ、神経質になればどうにでもなるもんです。これは仕方のないものになるもんです。
しかしねえ、音楽ってえものはねえ、そんなもんじゃあありません。そんなもんじゃあありません。
ハイドンがパッと入ってくれば、ステレオだろうがSPだろうが構やしないんです。なんかガーガーいってやがんなーったらもうハイドンはありません。ガーガーがあるだけです。最初にハイドンはあるんだもの」
この気持ちは大変わたしには良く分かるんです。
「リンデマン820+WE300B88」だろうが、「なんかガーガーいってやがんなー」ったらもうハイドンは無い、ガーガーがあるだけです。
「AT-PEQ20+DL-110+KA60」だろうが、「僕はショパンのこれだけのものが燐家のラジオから聞こえてきただけで、あ、ショパンだなって直ぐ分かる。あとは聞こえて無くてもぜーんぶ補うことが出来る。
で、「コレは偉いもんじゃあ」って感動はちゃーんとある。この感動は決して耳から来てるもんじゃない、音波に乗って無いんですから。中から来てるもんだよ」
緑川さんとはこの点ではとうとう意見の一致は出来ませんでしたが、私が小林秀雄寄りのオーディオマニアであったことは最初から今日こんにちまで変わりませんでしたね。