マージンを使い切ったためにギャップが広がったのなら寿命だ。
しかし、マージンは残っていてもギャップ部分の角が部分的に欠けてしまうことがある。
すると見かけ上、ギャップが広がったのと同じ効果(ギャップ損失)が出る。
これはヘッドを外して顕微鏡で見ればわかり、この場合はラッピングすればまったく問題なく回復する。
いくら偏磨耗が少ないと言っても全く無い訳でもないし、上記の様な事もあるから、
ラッピングは一概にダメとは言えない。

ヘッドが寿命を迎えているかそうでないかは、顕微鏡で見てみないと分らない。
それで、顕微鏡で見たら寿命だったと分る事が多いということだ。
逆に言えば、きちんとした技術者がラッピングをしてOKと言っているのなら、
ヘッドは寿命ではない可能性が高い。