>>283
ブルックナー交響曲全集は、言わば「音楽を」聴いている(浸っている感じ)風情だが、声(を通り越した声帯音)を、しみじみ堪能するとなれば
『EPレコード(45回転)を「LSU/HF/3LZG/8U+ビンテージ球アンプ」で鳴らした音』に匹敵するデジタルソフトは限られている。それほど旨いこと鳴る。
45回転EPレコードの中でも録音が良く、まるで目の前で歌ってくれているかのような実在感にうっとりする位堪能出来るのが
(1)南沙織の「純血」
(2)山口百恵の「いい日旅立ち」
(3)松田聖子の「チェリーブラッサム」
今の松田聖子には18歳の時の「この少女特有の瑞々しい危険な危うさを帯びた声帯音」は出ない。津軽海峡冬景色も東日本大震災の年の紅白歌合戦だったか?の石川さゆりにはこの10代の艶やかなファルセットは聴けない。諸行無常、残酷なのは容姿ばかりではないのだ。
45回転EPレコードによる男声では
(1)大川栄策の「さざんかの宿」
(2)クリスタルキングの「大都会」
(3)MONTA&brothers の「ダンシングオールナイト」だろう。
デジタルソフトで唯一同じくらいな実在感を感じさせてくれるのが「SACD/CARPENTERS singles 1969-1981(B0002996-36)」である。10年くらい前にプレミア価格2万円弱で購入したが大変満足している。