>>284
「精神性」と並び「音楽性」という喧しい言葉がある。
「カラヤンは音楽性は優れているが精神性が無い」とか。

私に言わせれば、「精神性の無い音楽など音楽ではない。ただの騒音である」
で済む。
より厄介なのはオーディオ機器に於ける音楽性という表現だ。

一例を挙げる。
↑に挙げた「MONTA&brothersのダンシングオールナイト」を「LSU/HF/3LZG/8U」で聞くと、もう浮き浮き感満載で、まるでライブコンサート会場に居る錯覚に陥る。
「クラシックの室内楽曲を聞く為には最高のスピーカーシステムの1つ」と評価されているスピーカーシステムで聞いてである。
他方、1年間同居させた英国製某スピーカーシステムだと、同じダンシングオールナイトがまるで葬式場に居る気持ちになってしまう。

「LSU/HF/3LZG/8U」は、バッハのシャコンヌも、モーツァルトの魔笛も、ベートーヴェンの熱情ソナタもこれ以上望めぬ音で鳴るし
かぶりつきで聞くドルフィン/デュランティの生音に迫りながら・・・
MONTA&brothersのダンシングオールナイトを聞けばこちらも歌ってしまうほどご機嫌になるばかりか
高校生の頃はまったブラスロックバンド「CHICAGOの INTRODUCTION/25 OR 6 TO 4/QUESTIONS 67&68」もすこぶるご機嫌に鳴る。

「音楽性に優れたオーディオ機器」とは、私にはこの手の機器を指す。