せっかくなんでアンプの項を全文引用しとくぞ

アンプはオーディオシステムの中心の一つですが、これについてはあまり論ずるところがありません。
最近の技術の進歩により、ちゃんとした技術者のいる定評あるメーカーの製品であれば同じ価格帯の製品ならどれを
選んでも電気的性能に変わりありません。むしろ使い勝手とか見た目のかっこよさで選べばいいと思っています。
ただどの価格帯を選ぶかは問題ですが、価格はほぼ出力に比例するのでどのくらいの出力が必要かということになります。 
実際に家で聞く出力はかなりい小さく、数ワットあれば充分かもしれません。しかし、バスドラムの強奏のような
低域の衝撃音をリアルに再現するには瞬間的にかなりの大電流を必要とし出力にはかなり余裕を見ておく必要があります。
さらに、アンプの性能としてもう一つ重要で見逃されているのは上記のスピーカの項でのべた、ダンピングファクターで、
これはアンプの出力インピーダンスに反比例します。出力インピーダンスが低いことは、いわゆる駆動力が大きいことを意味し、
パルシブな音の立ち上がり特性も良くなります。普通大出力のアンプはダンピングファクターが大きく、制動の効いた、
歯切れの良い音を良しとする場合は結果的にある程度出力の大きいアンプを選ぶ方がいいということになります。
なお、見かけのダンピングファクターは負帰還を深くかける事により大きくすることが出来ますが、負帰還をかけすぎると弊害も生じ、
無負帰還時の内部抵抗が低いハイパワーアンプの方が有利です。

ところで、この項の『アンプ(ただし、中級程度以上の半導体アンプ)によって大した差がない』という主張は、
オーディオマニアの常識とあまりにもかけ離れているようで、ひんしゅくをかっているようです。
しかし、ブラインド・テストの結果などを見ると決して私の耳が悪いせいで分からないというわけではなさそうです。
ただし、その結果をここで示すのはあまりに味気ないので、別ページにアップしておきました。
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