>>84
マイク‐スピーカーの間にはほぼ必ずアンプが必要。
理由は、スピーカーは電気信号を音に変換する変換器と呼ばれるものだが、この変換効率が非常に悪く、通常のスピーカーでは1%以下。
つまり1Wの電気信号を入れても音響出力は0.01W以下で、残りは熱になってしまう。
マイクも変換器だが、そもそもマイクの大きさのところに来た音しか使えないので、もともとのエネルギーが小さい。
それでマイクとスピーカーを直結しても、元が超大音量でなければ蚊のなくような音しか出ず実用にならない。
アンプは小さい信号を大きくするものだが、魔法ではないので電源が必要で、つまり小さい信号を電源の電力を使って大きくする。
テレビやスマホは電源を内蔵しており、アンプも多数内蔵されている。
イヤホンは耳の中の狭い空間に音を出すので効率がよく、ものによっては電源なしで鳴らすこともできるが、実際には音量が足りなかったり、どっちみち機器に電源が必要だったりするので、通常はやはりアンプを通して鳴らしている。