>>527 は訂正します。

ACアダプタの全電圧から5Vを引くという意味ですね。つまり、ACアダプタのマイナス端子に戻る帰還電流の経路に5Vのツェナーダイオードが挿入されているということですね。

だとするととんでもなく恐ろしい危険な回路ですね。アンプの主回路で消費する電流のすべてがこのツェナーダイオードに流れるというもの。

例えばACアダプタの電圧が32Vでアンプの主回路が最大300W消費(出力160W+160Wなので)するとして、ツェナーダイオードが負担する電力を計算してみると、
32V−5V=27V
300W÷27V=11A
5V×11A=55W
ということで55Wですが、実際にここまできたら火災になります。

このアンプの主電源電圧は最大27Vなので、160W+160Wという出力は不可能です。いいところ歪み率10%としても110W+110Wが限界でしょう。
それでツェナーダイオードが負担する電力を再計算してみると、
32V−5V=27V
220W÷27V=8.1A
5V×8.1A=40.5W
ということで約40WWですが、これでも火災になりますが、実際にはフルパワーに使用することは稀なので事故に至ってないいのでしょう。

このようなツェナーダイオードの使い方が事実ならとんでもない素人設計ですね。アンプの主電源に5Vの損失があるからその分出力が減少(2〜3W)するし、
この5Vを無理やり生成しなくてならない事情は、>>523 に書いた「どこかにころがっていた回路を流用した」結果でしょう。