>>77
「楽器の音」に劣らず私が拘るのは『声』である。
私が二十歳前後の3年間、所沢の添野道場に通ったのも「山崎照朝(添野義二氏の親友である)氏に個人指導」して戴く事が目的だったのであるが、その山崎照朝氏は歌手でもあり、「空手道おとこ道」を歌っている。
3年間、地獄の特訓を受けた身、『山崎照朝氏の生の声』は忘れようがない。

その声が「LSU/HF/3LZG/8U+WE300B刻印」からは見事に出てくる。
丁度ドルフィンの(いつも至近距離(2〜3m)で聴いている)生音が、諏訪内晶子女史が、等身大でオーディオルームに出現するように。

通常ボーカルと言っても、オペラと異なり、ライブであろうとマイクを通した音を聞いている訳で、彼(彼女)の生声ではない。
その意味で「空手道おとこ道」は、私には青春の思い出も重なり、実に大切なソフトなのである。

空手バカ一代の主題歌のほうは「子門真人」が歌っているが、私は子門真人氏とは付き合いが無いのでマイクを通した声しか知らない。
が、声を超えて「子門真人の声帯そのもの」が「LSU/HF/3LZG/8U」からは飛び出してくる。

弦/声は「WE300B刻印」が、小編成のオーケストラの響きは「マランツ#7+マッキントッシュMC240」がそれぞれベストなのだが、不思議にピアノは、廉価な「PSVANE WE300Bレプリカ(ペア9万円)」が相性が良い。