現在のオーディオ界はオカルトが蔓延る酷い状態…
「その人間がどのように聴こえていて、どのように感じているのかなんて他人は絶対に共有出来ない」
「人間の脳は事前に与えられた情報による心理的バイアスの影響によりいとも簡単に錯覚してしまう」
こういった至極当たり前の事実につけこんだ詐欺まがい、いや詐欺同然の商品があふれかえっている

実際の所、音の違いを本当に人間は認識できるのかどうかは
心理的バイアスを排除したABXダブルブラインドテストなど
科学的な実証方法で極めて容易に検証出来る
それにも関わらずメーカーも評論家も、自称「音の違いが判る」ユーザーたちも
頑なにブランドを拒否し、忌み嫌い
「自分には違って聴こえるから変わるんです!」の一点張り…

「最悪、最低の騙し」と揶揄される高級ケーブルの類においては
別に葡萄の品種や産地、ヴィンテージを当てろとかいうワインソムリエのテストではなく
ただ単に製品Aと製品Bの間の音の違いが認識出来るどうかというテストですら
全世界見渡してもまともに成功した事例が無いのだ
(人類は100mを5秒で走ることは不可能と身体運動の生理学上で解析・検証されているのと同様
 測定データ的にも人間の聴力の閾値以上の音の差が無いので、極々当たり前の結果なのだが…)

何故彼らはブラインドからひたすら逃げ続け、
「自分には違って聴こえるから変わるんです!」「変えたら判る!」の
駄々っ子のような幼稚な反論に終始するしかないのか?

ユーザーは自分がいかにただの空耳に散財してきたのかに愕然とし、自我の崩壊につながることを畏れ
メーカーや評論家はブラインドなどをしたら
「人間の曖昧な聴力につけこんでガラクタ同然のゴミを高値で売りつける」という
ピュアオーディオのビジネス自体が成り立たないことを自分達が一番解っているからだ