んーっと。その、なんですね。
 まず、完全論破されてる自覚と、独り相撲してる自覚を持ってください。

 論理はそもそも思考の骸ですが、そんなふうに「骸の骸」を持ち出されても
こちらとしてはあまり、一緒に立ち止まってやる義理もないのですが・・・

 そうですね。前進のために、ちょっと荒療治なファクターを提示しましょうか。
 貴方はその貴方の『過去より現代が劣っている』に疑義を呈する事実として・・・


「難波歩き」をしていた昔の庶民は走れなかった。


という事実はご存知でしょうか?
これはそもそも貴方の説というか問題提起というかを補強するファクターですよね?

 貴方の言う「文明は発展したが、身体能力が退化しているかどうかはわからない」
なんてのは、少なくとも自分にはとっくの昔の前提で、それに沿って語り、
そもそも「身体能力」ではなくもっと広範な「『身体』」を問題にしてきた
つもりなのですが・・・

 身体の達人の豊饒の海に背を向け、ミヒャエル・エンデの「文明砂漠」の亡霊
といまだに戦う魂もあるのですね。論旨はともかく、貴方という存在を知ったこと
自体はたいへん為になりました。