>読みづらいので、もう少しお考えをまとめて
>どこまでも論旨が見当違い
>貴文はまったく証明の体を成していない文章

 いやあ、違うと思うな(笑)そういうのは池田さんの本を読んだときに実は
時どき感じていたことがらですけどね。


>宗教と哲学の間の一線と、自己論と存在論の間の線引きにおいてかなりの
混乱があるように見受けますね。

 池田さんの存在論からしてそういうところがあったんじゃないですか。でも
それを馬鹿にはしないですよ。哲学的エッセイとしては面白い文章だった
わけで。考えさせるところもあるしね。私の方はいたってクリアで。そう
見えないなら仕様がないけどねえ。

>なにかを揶揄したい意図がある

 池田さんのは突っ込みどころ満載だから(笑)あと、若干好きな思想家が
かぶってるのも突っ込む一因かもしれませんね。小林秀雄と埴谷雄高は私も
好きで。
 あと、美貌に生まれたことやブスに生まれたことや,精神障害や、身体障害
…。生まれ持ったものを背負って人が生きていかなければならない。幸運も
あれば不運もある。「私は可愛いかったからよくもてた。だから辛気臭くても
苛められなかった」って幸運でしかないことをサラッと喋ってるインタビュ
ーがありますね。『2001年哲学の旅』に。美貌とブスの一生を左右しかねな
い問題について、生まれ持った不幸について自分で問うことは多分なかった
んじゃないか。(ありますかね?)やっぱこの人ってどっかでラジカルさが
欠けてるよな、って感じは持ちますね。