あと、wikipediaによると、

〈現代の思潮や流行している解釈に迎合せず、自分の考え、自分の言葉だけ
で存在と宇宙について思考をめぐらし、その執筆活動は哲学エッセイという
ジャンルの草分けにもなっている〉

 とありました。「哲学的エッセイスト」という呼称はあながち間違いでは
なかった、他にもそう感じた人はいたということだろうなので。私は他人の
用語であっても、自分がそれを語った時点で自分の心の共鳴が入ってると
思うので、そこまで厳密にはやってはいない。また、知の歴史において、
様々な概念が誕生し、行き渡っている。概念が誕生することでそれまで名づけ
られなかったものが名づけられた、ということもそこには含まれている。それ
は共通の財産として使うことは許されると思うわけです。それによって
難問が解かれるとすれば、概念の作者にも恩返しはできる。また、それを土台
にして新たな概念の生成を生むかもしれない。

 あと、Youtubeに彼女がおそらく初めてテレビに出演したのであろう「朝ま
で生テレビ 宗教と現代」のVTRが出ていたので、久しぶりに見たんですが。
主に幸福の科学の景山民夫と論争してる場面が出てましたが、この時は
彼女は冴えていたなと思いました。「私は神に語らされている、私は神を
語る、その背反を解決するものとしての神。私が神を考えるとしたらそのよ
うなものしか考えられません」という辺り。後年よりもどこかしとやかで
小声なのも良いですね。この時は独身だったのかな。本当に「お嬢様」とい
う感じで。長い髪も綺麗だし。シャンプーのCMにも出れるみたいな。誰なん
だろうこの人って当時は思いましたけどね。