>>96
原著のソクラテスだと

「死ねばハーデス(冥府)におもむくか、夢を見ない眠りにおもむくか、
のいずれかである」

とあります。
 前者ならば、ハデス(冥王)は閻魔同様に究極の番人であるので、悪法をも
法とし毒杯をあおぐ究極の遵法精神をもってすれば、それは恐るるに足りないし、
 「夢を見ない眠り」ならこれに勝る楽しみもあるまい、ということで
彼は毒杯を仰ぐわけですが、そのときに仰るとおり、

「毒杯を仰いだとして、なにかの間違いでまた目が覚めることもあるかもしれない。
そうなったらそうなったでクサンチッペがめんどくさいな。」

 なんて思いがあったとしても全然不思議ではないですねw
結局、死のみならず、「死ぬ瞬間」というのも認識不可能なんですね。



 イチさん、実はそれは自分もまだ見つけきれてないのですが、案外それ
は前に自分が「嫉妬心のせいで読めない」と言ったあの死刑囚との対談、
の中で語ってるからなのかもしれません。

 まず、陸田(ですよね?)死刑囚との対談から当たってみてはどうでしょう?