宗教とは何か?
この問題について考える時には、キリスト教というバイアスを切り離して考えるべきである。
世界中の部族、民族がそれぞれ継承していた伝統宗教と、
仏教、イスラム教、儒教などの優れた一個人由来の提唱宗教、
そしてキリスト教を始めとするカルト、洗脳宗教がある。
ここには、疑似科学信仰や共産主義なども含まれる。
キリスト教などに洗脳された人々から見れば、つまり君達から見れば、古い宗教は単なる迷信や呪いにしか見えないだろうが、
脳髄機能による適応化という点では科学も古い宗教もカルトも同じと言える。
「遺伝子は利己的」という妄想と「御先祖様に供養」という慣習はどちらも一個人という視点からは無意味だが、公共性、社会性という視点では後者が優れている事は理解出来るだろう。
「信仰なき科学は不具、科学なき信仰は盲目」とはかのアインシュタインの言だが、
宗教が迷信や呪いだけにしか見えない連中は正に盲目と言えよう。
この連中の場合は、科学=論理的思考能力であり、信仰=疑似科学信仰だが。
さて、本題だが、宗教とは、というより伝統宗教とは、とすべきだが、何か。
簡潔に述べるならパラダイムだ。
そこには社会慣習、未成文法、歴史、世界観、生命観などが散りばめられている。
このタガが外れたのが現代日本社会だ。
既に「日本民族」は滅んだと私は考えている。
現代は様々な「日本人」がいるだけだと。
従って、多様な「日本人」の中の一人である君達には宗教とは何かを論じる事はできない。
単なる言語ゲームとして各自が想像した宗教の比較でしかないからだ。

因みにだが、私は日本会議も肯定しない。あれも伝統宗教ではないからね。(笑)

(^。^)正確には過渡期だろうが、もう終わりと見なして良いだろう。(笑)