デリダについては、訳書や解説書を合わせると100冊以上もの本が出ているのに、
トレードマークである"脱構築"を説明した『プシュケー』が未完訳のままであるのはおかしい。
オリジナルは、

Jacques Derrida, "Lettre à un ami japonais", Psyché:Inventions de l'autre, 1987
(デリダ『プシュケー』(未完訳)所収「日本の友人への手紙」)

この書簡はデリダが井筒俊彦に宛てたもので、
・マルクス・ガブリエル『グローバル哲学?』.pdf
・ブノワ・ペーターズ『デリダ伝』(2014)
・ジェフ・コリンズ『デリダ』(2008)
でも紹介されている。

邦訳は「〈解体構築〉DÉCONSTRUCTIONとは何か」(丸山圭三郎/訳)の題で、
・『井筒俊彦 言語の根源と哲学の発生』 〈KAWADE道の手帖〉 (2014年)
・『思想』1984年4月号
にそれぞれ所収。