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カール・マルクス10 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001考える名無しさん
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2017/01/07(土) 11:49:57.640
カール・ハインリヒ・マルクス
Karl Heinrich Marx, 1818年5月5日 - 1883年3月14日

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前スレ
カール・マルクス9
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0888考える名無しさん
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2017/10/16(月) 18:44:36.600
トマ・ピケティさんの『21世紀の資本』における中心的な命題、
「ピケティ不等式:r>g」は実はマルクスの理論で有名な命題の1つと矛盾する、
ゆえに反証になっているとする議論があります。

例えばここ、
オーストラリア学派(新古典派系)のJuan Ramón Ralloさんによる記事:
https://www.contrepoints.org/2014/06/03/167358-piketty-detruit-marx-et-keynes
引用{
> Piketty détruit Marx et Keynes
「ピケティはマルクスとケインズを葬り去った」
> L’ouvrage de Piketty fournit les preuves historiques que Marx et Keynes se sont
> fourvoyés concernant la fameuse « baisse tendancielle du taux de profit ».
「ピケティの業績は、かの有名な『利潤率の傾向的低下の法則』について
マルクスとケインズが判断を誤っていたとする歴史的な証拠を提示している」
}(「」内の日本語訳は投稿者による付記)

利潤率(剰余価値率)が傾向的に低下する
というマルクスの仮説が正しいとすると、
資本制生産様式では投資家による新規投資へのインセンティブも
それに伴って傾向的に萎縮していくことになりかねず、
その結果、資本制経済は慢性的な低インフレ率、
さらには慢性的なデフレ傾向に苦しむことになってしまうかもしれません。

ケインズによるバージョンとしては
「資本の限界効率逓減の法則」というのがありますね。
0889考える名無しさん
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2017/10/16(月) 18:45:15.800
ピケティさんはマルクスのこの仮説を
『21世紀の資本』でもって膨大な歴史的データを用いて批判しました。
ともかくピケティさんが正しければ、
富裕税の導入と世界政府(?)の実現によって
リベラルな(機会均等の)体裁をそれなりに保った資本主義システムは
この先もまだまだ持続可能であることになるかもしれません。

マルスク経済学派内にもこの法則を巡って論争があったようですね。
マルクスのこの仮説を批判したものとして「置塩の定理」が有名ですが、
置塩さんは後にこの定理の仮定を修正して自らの定理を否定する解も
コンピュータ・シミュレーションを使って得ていらっしゃいました。
0890考える名無しさん
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2017/10/16(月) 20:03:15.330
マルクスはある程度柔軟な考え方を持っていた人で、
自分の理論に反するようなオルタナティブな可能性にも言及していた。
つまりいくつかの未来の可能性を考えていた。
初期のマルクスはロシアでの革命運動に反動的(反民主的)なものを
見出して批判していたが、のちにロシアでの革命の可能性も考慮するようになったり。
彼がもし今も生きていたら、資本制の傾向についてのピケティ氏の推論を
大いに歓迎したかもしれない。
0891考える名無しさん
垢版 |
2017/10/16(月) 20:10:13.990
なぜなら、ピケティさんの解釈と推論が正しかったとしても、
ロバート・ソローさんもお考えなように、
けっきょく、利潤率の傾向的低下がもたらす危機、
投資の低迷による慢性病のようなデフレ不況を招く危険性があるから、
どっちに転んでも資本主義経済の安定した持続可能性が揺らぐ可能性がありますね。
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