労働者階級が負っているリスクは一般に生存生活そのものに関わるリスクである
のに対して資本家階級が負っているリスクは一般に投資または資産リスクにすぎません。

裸の資本制市場においては、会社の経営が傾けば即刻首を斬られ路頭に迷うのは
労働者階級であり、そこで危険を被るのはその生存生活、つまり命そのものです。

マルクスも言うように、資本制市場においてどちらが重大なリスクを負っているのかは
明らかでしょう。