>>187
>当該論理を直接使用するのでなく、当該論理の代替として新規に言語文法をいくつか構築し、
>その新言語を媒介として論理を適用し、よって母体へ達する、考えはありますか。

ない。なぜなら

巨大な計算機でも人工知能でも、そしてそれが人間でも良いが
計算という作業によって、その当の「計算のためのアルゴリズム」に達するとは思わない。
人間が計算をしているとき、それに必要な脳内活動を認識できるわけではない。

仮にその『計算機』が計算のアルゴリズムを認識できた場合
その作業に於いては「計算のアルゴリズムを認識するための“アルゴリズム”」が働いており
その“アルゴリズム”にまでは達していない。

いかなる新言語を用いようと、その新言語を言語として成立させるための活動を
新言語が表現しているわけではない。

さらに悪い事に、以上の推論は、「“架空の”世界観(=マトリックス、水槽脳)」を前提としており、
それは「「システムの階層構造」ということになるわけだが、その世界観が正しいことは
そもそも言えない(正しいとも正しくないとも言えない)
なぜなら世界観とは、世界がそのようであって欲しいという欲求を根拠としているだけだから。