千葉氏の、同性愛者であるにもかかわらず
同性婚法制化に必ずしも賛成でないという立場はやはり分かりにくい。

ツイッターの発言を辿っても「当事者のなかでも議論が様々ある」
「モヤモヤしている」「けっこう厄介」とか書かれてるだけで明確な説明はない。
同性愛者にどういう不都合があるという話なのか分からない。

推測だが、千葉氏は異性愛社会が作り上げた婚姻というシステムに抵抗を感じているのだろう。
そして同性愛者がそれに同調していくことに複雑な思いがあるのだろう。
しかしそれは千葉氏がエリートであり、「強い」ゲイであることに起因していると思う。

一般の「弱い」ゲイにとっては、婚姻は人生のセーフティネットの一つである。
またたとえ個人的に婚姻のあてがなくても、同性婚法制化は同性愛者全体の人権が一段上のステージに
来ることを意味する。要するに反対する理由は何もない。
「強い」千葉氏には、「弱い」ゲイの立場や思いを汲み上げていく義務があると思うのだが。