ゲイのノーマライゼーション問題は、
「強者/弱者」「マジョリティ/マイノリティ」「保守/リベラル」が激しく入り乱れて
分かりにくくなっているので整理してみる。見当外れかも知らんけれど。

ゲイのノーマライゼーションに賛成の人
 1.強者ノンケであり、余裕をもって多様性を認めるリベラル派。
 2.弱者ノンケであり、自らも弱者側ゆえに弱者視線で多様性を認める人。
 3.強者ゲイ であり、比較的強いゆえに行動力を持ってノーマライゼーションを求めていく人。
 4.弱者ゲイ であり、自ら行動は起こせないが、ゲイ全体の地位が現在の「日陰者」から底上げされることを望む人。

ゲイのノーマライゼーションに反対の人
 5.強者ノンケであり、多様性を認めない古典的な保守主義者(石原慎太郎とかトランプとか)
 6.弱者ノンケであり、マイノリティを差別することによってしかアイデンティティを保てない人(ネトウヨとか)
 7.強者ゲイ であり、婚姻を含む従来の社会制度全体を懐疑的に考え、「挑発的」に生きたいと思う人
 8.弱者ゲイ であり、どうせゲイが認められることなどないのだから「日陰者」のままでいたいと思っている人

千葉氏は言うまでもなく7だと思うが、
7は、本来全く重ならないはずの5、6、8とアンチノーマライゼーションという一点で奇妙に「一致」することになって
しまうんだよね。意図が違っても結果的にそうなる。本当にそこを何重にも慎重に考えて貰わないと…