ディープラーニング読んだら、ふと武道の達人の話を思い出した
昭和の剣道の名人で、有段者の弟子に対してコテ、胴、突きと前もって言う
それが目に見えてゆっくりしているのだが、それが避けられずまた威力が半端無いと
弟子が後年伝えている
そのうちの弟子の一人がその境地に至った

現象的には理解しがたいことだが、知人で空手の回し蹴りがそんな感じで
どんなにゆっくりやっても防御の腕が痛くて、有段者も油断すると苦痛に歪むと
言っていたが、スピードがあったら空恐ろしく感じた
現にそういう目に遭った人が居て、しばらく蹲って動けないのでやった本人もおろおろしたと語っている
これはまさに何十万回と繰り返して得たものなんだが、名人クラスだとそんなものじゃないんだろう

これもなにか理解を超えたところにあるのかな、と思ったりする
目の前にすると、人間はこんなことができる能力が在るのだととても不思議な気がした