数年ぶりに『シュタイナー経済学講座』を紐解いてみたら、以前は全く理解できなかった箇所が
理解できるようになっていてビックリした。
自分がこの本に出会ったのは学生時代のこと。当時は全く理解できなかったものの何か重要な
内容が含まれていると思い、本棚に大事に仕舞い込んでいた。
その後、就職し、何度か転職を重ね、自分なりにマクロ経済や現実の商慣習や労働慣行につい
て考えを巡らすと同時に、社会人として苦労をいっぱい味わって現在に至る。
そして、昨日、偶然この本を紐解いてみたんだけど、内容が分かること、分かること・・・
シュタイナーが如何に愛深い人だったかよく分かった

しかし、現代の日本の常識的な人々にとってこの本は危険な本だとも感じた。
日本の常識的な人々は自身の生活の糧を得るために懸命な努力をする反面、落ちこぼれた人た
ちを切り捨てることについては本当に容赦がないから。
労働を礼賛する人たちは「働かざる者食うべからず」という言葉を好んで使うけど、そういう言動の
非道徳性をシュタイナーは暴いてしまっている。
そもそもこのスレにいる人たちはどんな仕事をしているのだろう?自分はお前ら全員無職だと思っているけど
シュタイナー思想に真面目に取り組めば取り組むほど、現代の弱肉強食社会では居場所が無くな
ってしまう気がする。