こういう必然の歩みについて、何人かの人は本能的にはっきり気づいています。
例えば、現在いくつもすぐれた書物を著しているリカルダ・フーフの最新作「ルターの信仰』には、まったく注目に価する洞察が述べられています。
(…)
緊急に必要なのは、悪魔と知り合うことだ、と述べているのです。
(…)
神と知り合うことをそれほどにまで必要だとは思っていません。
現代の人間にとってもっとはるかに必要なのは、
悪魔と知り合うことだというのです。
(…)
この本の冒頭の数章における悪魔認識への緊迫した叫びは、
現代人にとって非常に重要なことなのです。
(…)
リカルダ・フーフは、現実存在としての悪魔を知るべきだ、と感じています。
(シュタイナー「悪について」)

この言及で前から気になっていたフーフという女流作家の名前を
何かのタイミングで見かけたのでドイツ・ロマン派全集〈第5巻〉をぽちって
それが今日届いた。
でも名前でググったらおじさんの肖像画が出てきた
まさか?と思って確認したらフーケという別人だった・・
ただフーケについても「シュタイナー文学講義」の中で
「一八一一年、彼はメルヘン『ウンディーネ』を書いた。
この作品によって、最も美しいロマン的な自然詩が世に現われた。」
と高く評価していたので、まあいいけどプゲラ