数学では、代数方程式の「可解性」や「非可解性」ということがよく言われるけど、
「アーベル–ルフィニの定理」、五次以上の代数方程式には解の公式が存在しない、
と非可解性を主張する定理は、5以上の任意の整数 n に対して、一般の n 次方程式を
代数的に解く方法は存在しないという内容で、これはよく聞く話だよね。

哲学は数学と違って、特に「可解性」や「非可解性」に拘らないから、解が求まりそうもない問題系
にも首を突っ込むことが出来る。魂や死後の世界、人間や観測者がいない宇宙などについても
考察出来る。だから、それは不毛な行為だとも言えるし、逆に、真に知的な営みであるとも言えるので、
お好きなように、ということかな。