>>938
形而上学は多義的に使用されますが
カント以降では
『超越に対して無批判にその実在を認識できるとするような考え方』
のように使用される場合が多いですね
カントがこれを「独断論だ」と批判したので、この意味での形而上学は独断論的であることに
なるのですが、そもそも独断論(的哲学)というのは、
「特定の学説を真理として主張する哲学」のことですね

しかし元祖形而上学たるアリストテレスの形而上学はそれとは全然ちがう感じです
これ言ってみれば「哲学用語辞典」のようなものですね
「元」「因」「要素」などなどが何を意味し得るのかを思考した記述です